パリ燃ゆ　フランス革命2.0 フランス全土で退職年齢引き上げ抗議ストライキ、交通機関に大規模影響

政治
2023.03.24

フランス全国で23日に退職年齢引き上げに対する大規模ストライキが行われ、公共交通、石油精製所、学校などに影響が広がっています。

フランス政府が先週、投票なしで法案を強行採決した後、首都パリをはじめとする各地で断続的なデモが続いていましたが、一斉ストライキが行われたのは初めてです。法案提出以来、ストライキは9日目でした。

パリの地下鉄14路線のうち、正常運行していたのは2路線のみ、パリと近郊を結ぶRER列車は運行本数を大幅に削減し、高速鉄道TGVも半分の運行となりました。ストライキの影響は航空便にも及び、パリのオルリー空港では30％の便が影響を受けました。

政府報道官によれば、北部ノルマンディ地方と南部フォスシュルメールで、組合員の労働者が石油精製所を封鎖しました。

封鎖された2か所の石油精製所について、政府は再び労働者に職場復帰命令を出しました。

民間航空当局によれば、精製所のストライキの影響で、パリのシャルル・ド・ゴール空港ではケロシン在庫が逼迫。

空港広報によれば、この日はシャルル・ド・ゴール空港の第1ターミナルが約70人のデモ隊によって封鎖されました。

また市中の混乱を伝える映像がSNSに複数あげられており、フランスの混乱具合、多くの人がストに参加している様子が伺えます。

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