民間放送各局では現在、2023年4月期に放送される春ドラマの準備が進められています。特に注目を集めているのは、木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)と、福山雅治×大泉洋の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)です。
「市場予想では、日曜劇場のファンが多いため、『ラストマン』が若干リードしていると言われています。『教場0』も、月9で久々のキムタク主演となることから期待が高まっていますが、不安視する意見もあります。新垣結衣、北村匠海、染谷将太、白石麻衣など豪華キャストが発表されているものの、彼らがバランスよく活躍できる演出ができるかどうかが懸念されています」
これまで数々の名作ドラマを生み出してきた木村と福山。ライバル同士の戦いが予想されますが、『ラストマン』のシークレットの出演者として、木村の後輩であるKing & Princeの永瀬廉が名前を連ねていることが話題になっています。
「木村さんと福山さんはお互いのドラマにかなり意識しているようです。そのため、永瀬さんが女性週刊誌に『ラストマン』の撮影風景をスクープされた際には、テレビ業界でも驚きの声が上がりました。まだTBSからの正式発表はされていませんが、本来なら人気の高い永瀬さんは『教場0』に出演してもおかしくありません。木村との共演も話題になることでしょう。なぜジャニーズ事務所が福山さん側に味方するようなキャスティングを承認したのか、不思議に思われています」
『教場0』には、木村の後輩としてジャニーズWEST・濱田崇裕が出演するが、永瀬と比べるとちょっと寂しいところ。そういった事情もあり、木村とジャニーズ事務所がうまくいっていないのではないかと勘ぐるテレビ関係者も出てきている。
「ジャニーズ事務所で、木村さんが看板俳優なのは間違いない。ただ、事務所がもっとも推しているタレントは嵐・二宮和也さん、そして若手ではSnow Man・目黒蓮さんや永瀬さんです。話題になる作品には二宮さんが優先してキャスティングされ、事務所における木村さんの絶対的なカリスマ性はなくなっている。今回も、『教場0』の視聴率より、売出し中の永瀬さんを話題作に重要な役で出演させることを優先させたようです」
実際、東映70周年記念作品として木村が主演を務めた映画『レジェンド&バタフライ』に関して、最終的な評価は「コケた」ということで終わってしまいそうだとか。木村は、俳優として大きな転換期に差し掛かっているようだ。
「あれだけマスコミを使って宣伝した映画なのに、興行収入は目標と言われた40億円には遠く及ばず。制作費以外の経費も含めれば、赤字になるのではないかと言われているほど。また、2022年4月放送のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)も、大失敗している。木村の主演ドラマで、はじめて“視聴率1ケタ”陥落ばかりがニュースになった。立て続けにドラマや映画で失敗し、まさにあとがない状況。
そんな現状に、怒りをあらわにしていると言われるのが妻である工藤静香だ。
「工藤さんは、ジャニーズ事務所における木村さんの扱いに前々から納得いっていないという噂。『レジェンド&バタフライ』が失敗したのも、自分が木村さんをプロデュースしていたらもっと違う形で売り込めたと話しているとか。工藤さんとジャニーズ事務所は、現在は関係があまりうまくいっていないそうです。
そんな中、工藤さんと木村さんが離婚するという話が、3月3日発売の『FRIDAY』(講談社)で報じられた。『FRIDAY』は、この離婚話が『フジテレビ周辺』から出たと書いているが、タイミング的には、ジャニーズに近しい人間が噂を流したのではないかと言われているほど。それだけ工藤さんとジャニーズの関係が悪化しているだとか
『教場0』で高視聴率を叩き出せば、華麗にキムタク復活となるところだが……。ただ、木村には事務所独立の噂も根強く出続けている。
ドラマのキャスティングからも、事務所との微妙な関係が見え隠れする木村。もしも、木村の『教場0』が永瀬の『ラストマン』に大敗するようなら、さらに退所は現実味を増してくるかもしれない。
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